パリ五輪特集!(アーチェリー・サッカー女子)

コラム

 パリ五輪が間もなく開幕する。開会式は2024年7月26日ではあるが、実際に競技が開始されるのは2024年7月24日。今回のオリンピックについて、競技開始が近い種目から自分なりに見どころをチェックしてみたので紹介したい。なお、日付は現地時間となり、日本時間では時差の関係で深夜(翌日)の日付となる場合もある点は予めご了承いただきたい。

アーチェリー(男女個人&団体)

 アーチェリーは弓で矢を射ち、標的上の得点を争う競技である。主に「ターゲット、フィールド、インドア」の3競技が行なわれるが、オリンピックで行なわれるのは「ターゲット」競技。予選のランキングラウンドでは、64名の選手は72射放ち、その合計得点によるランキングに応じて決勝トーナメントの組み合わせが決まる。選手は、ランキングラウンドの後、ファイナルまで1対1のノックアウト(勝ち抜き)形式でトーナメントを戦う(オリンピックラウンド)。組み合わせは、ランキングラウンドの順位に応じて、1位の選手と64位の選手が対戦、2位と63位が対戦、以降、同様の並びとなる。オリンピックラウンドでは、70m先にある122cmの標的に向かって3射1セットを最大5セット繰り返し、各セットで得点の高い選手が2ポイント、同点の場合は1ポイントを獲得し、先に6ポイントに達した選手の勝ちとなる。なお、5対5で同点になった場合は1射ずつのシュートオフで勝敗を決定する。中心から外側に向かって同心円状に得点帯が並んでおり、中心が10点で一番点数が高く、外側に行くほど9点、8点と1点ずつ低くなっていき、一番外側は1点(法的面を外れた場合は0点)となっている。

 なお、日本でおなじみの弓道との違いを調べてみたので参考にしてほしい。

アーチェリー弓道
競技人口(日本)11,493人約140,000人
目的命中精度を追い求めるスポーツ精神鍛錬を伴う武道
勝敗より的の中心を射るより多く的に射る
洋弓和弓
(道具名称①)リカーブボウ
(道具名称②)アロー
競技難易度易しい難しい

 どちらも16世紀~17世紀頃に競技が開始もしくは成熟していった歴史があるが、戦場での主戦力が弓から鉄砲に変わっていったのが影響している。弓道が武道であるのに対し、アーチェリーはスポーツであるという違いがあるとのこと。なお、アーチェリーは日本時間で7月25日(木)16:30から女子個人及び団体、21:15から男子個人及び団体と混合団体の予選ラウンドが開始される。米大手データ会社グレースノートのメダル獲得予想では、日本男子団体が銅メダルとなっているが、前回の東京五輪に続いてメダル獲得なるかが見どころである。

サッカー(女子)

 サッカー女子の日本代表は2大会連続6回目のオリンピック出場。銀メダルを獲得した2012年のロンドン大会以来のメダル獲得を目指す。パリ五輪の予選リーグ初戦は2023年ワールドカップの覇者であり世界ランキング1位のスペイン。男子同様、初戦で勝ち点を獲得することができれば、予選リーグ突破が見えてくる。初戦は日本時間で7月26日(金)0:00開始である。

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