パリ五輪特集!(7人制ラグビー・サッカー男子)

コラム

 パリ五輪が間もなく開幕する。開会式は2024年7月26日ではあるが、実際に競技が開始されるのは2024年7月24日。今回のオリンピックについて、競技開始が近い種目から自分なりに見どころをチェックしてみたので紹介したい。なお、日付は現地時間となり、日本時間では時差の関係で深夜(翌日)の日付となる場合もある点は予めご了承いただきたい。

7人制ラグビー(男子)

 1チーム7人の選手で行われる通常のラグビー(15人制)の変種であり、2016年リオデジャネイロオリンピックから夏季オリンピックの正式種目に採用された競技。五輪最高成績は2016年リオデジャネイロ大会の4位。15人制ラグビーとの簡単な比較を下記にまとめているので参考いただきたい。

15人制ラグビー(ラグビーユニオン)7人制ラグビー(セブンズ)
レギュラー15人7人
控え選手8人5人
選手交代8人5人
試合時間 ※80分(前後半各40分)14分(前後半各7分)
ハーフタイム15分2分
スクラム8人3人
※試合時間について、セブンズの決勝戦は20分(前後半各10分)となる。

 試合時間は短いものの、15人制ラグビーと同じ広さのコートで行うことから、頻繁に得点プレーが発生する為、スコアは一般的に15人制と同程度となる。スピーディーでテンポが良いことから、スリリングな試合が期待できる。初戦は日本時間で7月25日(木)1:00開始である。なお。15人制ラグビーを「ラグビーユニオン」、7人制ラグビーを「セブンズ」とも言われている。

 15人制ラグビーとの比較を的確に伝えている記事があったので、参考URLを掲載する。15人制ラグビーにおける2015年ラグビーワールドカップの日本代表の“ジャイアントキリング(番狂わせ)”は有名であるが、15人制のラグビーがあらゆるスポーツの中で最も番狂わせが起きにくい競技であるのと対照的に、7人制のラグビーは、すべてのスポーツの中で最も波乱が起きやすい競技と言われているのが面白い。その他、関西出身のメンバーが多く選出されているが、ラグビーの競技人口は“西高東低”と言われているとのこと。日本は7人制ラグビーが正式種目になった2016年のリオデジャネイロ五輪から3回連続での出場となるが、最高順位が4位という事もあり、今回のパリ五輪では是非、良い結果を出していただきたい!

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こんにちは。ラグビー日本代表GMの岩渕健輔です。皆さんもご承知の通り、11月の7日、8日に香港で行われた「7人制ラグビーアジア予選 香港大会」では、男子セブンズ日本代表(7人制日本代表)が優勝をおさめ、来年のリオ五輪本大会への出場権を獲得し...
ラグビー日本代表GMが教える、7人制の楽しみ方と15人制との違い。

サッカー(男子)

 サッカー男子の日本代表は、8大会連続12回目のオリンピック出場。五輪最高成績は1968年メキシコ大会の銅メダル。前回の東京大会では、メキシコやフランスといった強豪国と同じグループでありながら、予選リーグを3戦全勝の1位で突破。最終的には4位で大会を終了している。パリ五輪の予選リーグは初戦のパラグアイ戦で勝ち点を獲得することができれば、相手チームの力量から予選リーグを突破できるのではないかと期待している。初戦は日本時間で7月25日(木)2:00開始である。今回、オーバーエイジ枠を使用せずに臨むオリンピック。是非、目標とするメダル獲得に向けて頑張ってほしい!

 ちなみに、日本代表選出に2人(山本理仁選手・藤田譲瑠チマ選手)選出されているベルギー1部リーグのシントトロイデンというチームについて、日本企業(株式会社DMM.com)がオーナーを務めており、これまで『遠藤航・ 富安健洋・蒲田大地』といった有名選手が海外ビッグクラブへの移籍前に所属していたチームである。パリ五輪での活躍によって、ステップアップする選出が出てくる事も1つの楽しみとして注目したい。

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