花火大会について!

レジャー/余暇

 前回のブログで夏休みの予定を考えていた際に花火大会についてについて思うところがあったのでブログにしてみる。私は田舎で育った事もあり、花火大会といえば“無料”という認識だった。調べてみると、コロナ禍と昨今の人件費・資材高騰によって費用が高額化している事が花火大会の有料化及び高額化の原因とのこと。この辺の事情については、下記の記事で紹介されている。

「のんびり有料席で花火鑑賞スタイル」が定着か。高額化する花火大会
帝国データバンクが全国の主要106の花火大会の「有料席」に関して調査したところ、7割が「有料化」し、有料席の8割がコロナ前に比べ値上げしたことがわかりました。
「のんびり有料席で花火鑑賞スタイル」が定着か。高額化する花火大会|BUSINESS INSIDER

もともと“無料”という認識ではあるものの、有料化については異論は無い。むしろ、企業の協賛やボランティアで成り立っていた花火大会に対して、運営に携わるスタッフを確保し、花火大会の質を担保する上で発生する費用を観客に求めるのは当然だと思う。一方で、“有料化や価格帯について自分なりに考えを持っていた方が良いだろう”という事で、ウォーカープラスの花火大会情報(打ち上げ数順)から、TOP100の内、情報を取得ができた91の花火大会から、この辺りについて自分なりの考えをまとめてみた。また、イキイキ生きるための教養・豆知識として、花火大会の起源についても紹介する。

花火大会の起源

 日本における花火大会の起源は暴れん坊将軍でお馴染みの江戸幕府の第8代将軍「徳川吉宗」の時代に遡る。1732年(享保17年)に「享保の大飢饉」が発生、翌年の1733年(享保18年)に死者たちの慰霊や悪疫退散のために水神祭が催され、打ち上げ花火が上げられたのが起源との事。世界で見ると14世紀のフィレンツェで観賞用の花火が見られるようになったのが始まりではあるが、結婚式や戴冠式といった喜びをさらに盛り上げるために開始されたというのが日本と世界の花火大会では起源が異なる点は面白い。この辺の深堀は下記の記事で紹介されていたので興味ある方はチェックしてほしい。

海外で見る「花火」!日本との違いは?オススメは? - ONECOSMOPOLITAN
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海外で見る「花火」!日本との違いは?オススメは?-ONECOSMOPOLITAN

花火大会の有料観覧席

 花火大会の有料観覧席について、ウォーカープラスで調べたTOP100の内91の花火大会について、1人分の料金に換算した結果。最高値の平均は10,819円。最安値の平均は2,952円だった。なお、これを打ち上げ数①20,000発以上、②15,000発~19,999発、③15,000発未満で算出すると、打ち上げ数が少なくなると最高値は安価になる傾向があるが、最安値についてはほとんど変わらないという結果となった。また、最高値が高いとはいえ、最安値も同様に高いという事ではない点も興味深い。これは、昨今拡大している“ダイナミックプライシング”という手法を取っていると考えられる。花火大会を運営する為の資金をどう集めるのかという考え方で、一部の席をプレミア化させ、料金を高く設定する事で資金を確保しつつ、安価な席を用意しているのだ。むしろ、料金を一律化している花火大会の方が最安値が高いという結果も見て取れた。

花火大会における有料観覧席の価値とは

 花火大会における有料観覧席の価格を調査したみたが、結論としてプレミアム席を高い金額を払ってでも確保したいかどうかは価値観の違いだと思う。近くで見ても遠くで見ても花火が見れれば良いというようにこだわりが無いのであれば安価な席で見れば良いと思うし、家族や恋人と大切な時間を過ごしたい・自分へのご褒美にしたいといった目的があれば、それにあった席を確保すれば良いのだ。むしろ、昔よりも花火大会の楽しみ方が多様化しており、その結果が価格に表れているのではと考えられる。

その他、花火大会を調べてみた結果から

 今回、花火大会について『価格』という点に興味を持って調べてみたが、静岡県の花火大会の価格設定の安さに驚いた。調べてみると、静岡県は花火大会の開催数が日本一とのこと。また、1613年に徳川家康が駿府城で花火を鑑賞したことから、三河の鉄砲隊に煙火づくりを命じ、やがて江戸でも花火が広まり、そこから現在の花火大会へといたっている事から、花火大会の発祥の地だという記事も見つけた。

https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/g-mag/013016

 静岡県民にとって、花火はとても大切なものであるという事も分かった。静岡出身の方と話をする際は花火を決して馬鹿にしてはいけない…。その他、花火大会の最安値が高いといっても、開催場所が競馬場や競技場といった、鑑賞しやすさのレベルがそもそも高い花火大会、ゲストが豪華な花火大会もあるため、ここについても考慮した上でチケットを購入していただけたらと思う。

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